やっぱり最近のお気に入りは10話から登場した篠原。
シナリオ読んだとき、「こういうキャラは、たいていクールな二枚目なんだよなぁ」と思ってしまった僕はアニメの見すぎ。「IT企業の社長? じゃあ、●●エモンみたいな感じ?」と勘ぐっていた僕はテレビの見すぎ。そして完成した映像を見てビックリ、ホ●●モンというよりドラ●もんでした……昔のアニメ(ここでいう“昔”とは30年ぐらい前のこと)の敵役って、ルックスからしてこういうカエルみたいなキャラクターが多かった気がします。一目で悪党だって分かるもんね。役柄は現代風だけど「テレビまんが」の悪者って感じで、もう憎いやら可愛いやら……首がないとこがいいよね。

 

▲名前は真琴だが、萌えキャラじゃない

 

そういえば、赤根監督が、「よく『ノエイン』のキャラは白土三平だとかつげ義春だとか言われるけど、別にレトロ趣味じゃなくて、この方が新しく感じられるんだよ!」と力説していたのを思い出しました。そう、昔はひとつのアニメの中にいろーんなルックスのキャラクターがいたんです。同じアニメの中に花形満もいれば左門豊作もいて、残酷なまでに差別化が図られていて、笑ってしまうぐらいキャラ立ちしていたのです。
それに比べて、最近のアニメは髪や目の色が違うってだけで顔も髪型も同じってキャラばかりだよなぁ……と感慨深くしていたところに出てきたのがハルカのパパ、黛拓也! なんだ、その芸術的な髪型!

 

▲焼きたてパンのようなおいしそうな髪型

 

篠原と黛拓也、この二人の登場で、あのショボくれた郡山がかなりの男前に見えてくるから『ノエイン』のキャラデザインは面白い。おっさんキャラ最高! フリーライターの廣田恵介でした。

 

▲内田さんのアッシー君じゃなかったのね